病院の選び方|姪浜駅の心療内科 - ひとやすみこころのクリニック

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病院の選び方

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病院の選び方

どの病院(クリニック)に行けば良いかわかりますか?

どの病院(クリニック)に行けば良いかわかりますか

「自分はうつかもしれない」「眠れなくて困っている」などの理由で受診しようとしたときにどこの病院に行くべきか悩まれる方は多いと思います。
「体の病気なら周りの人に相談できるけど、こころのことに関する相談は何となく相談しにくい…」と感じている方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

また外科などは症例数や合併症の割合など客観的な指標がありますが、こころの医療では患者ごとの改善度合いをみることができても個体性(性格や社会状況など)が大きく病院全体の治療率などを一律に評価することは困難です。

つまり周囲に相談しづらく、データとしても比較しにくいのがこころの医療であり、どこの病院が良いのか分かりにくい分野となります。
「どこの病院に行ったらいいのかわからない」といったお声を聞くことも多いため、病院の選び方のポイントをお伝えしたいと思います。
参考にしてみてください。

病院を受診する前に
見るべきポイント

① 病院かクリニックどちらにするか

病院かクリニックどちらにするか

病院とクリニックの違いの大きなところは入院施設があるかないかになります。入院を前提とした治療を希望される場合は病院を受診されることをお勧めします。

しかし入院が必要かどうかわからない、入院は考えていない場合はクリニックをお勧めします。

病院はあくまで入院治療を中心に行っており、外来診療を毎日やっていたとしても担当になる主治医は週に1~2日しか外来をやっていない、土曜は診療していないという場合が多く、お仕事や学校に行かれている方は休みの調整が難しく通院の負担が大きくなるからです。

また大学病院など大きな病院では医師の入れ替わりも多いため、主治医が毎年のように代わるといったことも起こり得ます。

② 通院の負担はないか

通院の負担はないか

こころの医療は一度の受診で終わることが少なく、継続的な受診が必要になることも多いです。

そのため、自宅から遠方である、車で通いたいのに駐車場がないといった不便さがあると通院の負担が大きくなり、ちょっとしたことで相談ができません。

個人差はあると思いますが、概ね30分以内で通院できる病院が良いでしょう。

③ 医師の経験は十分か

医師の経験は十分か

今の日本の制度では医師が心療内科(精神科)と名乗れば(届け出れば)すぐに診療ができます。つまり診察医が初期研修を終えたばかりの医師や外科から心療内科に変えた医師といったこころの医療の経験が浅い医師が担当することも十分にあり得るのです。

こころの医療も例外なく医師の技術や経験が治療成績に大きくかかわります。医師に直接経験を尋ねることは難しいと思いますが、ホームページなどで経歴を載せている場合は必ず確認するようにしてください。

さらに「内科、心療内科」「脳神経外科、心療内科、精神科」といった複数の科を掲げている医療機関も多く、こころの医療の経験がない場合でも「心療内科」や「精神科」を標榜している可能性があります。

経歴で分かりにくい場合は、こころの専門医の証拠である「精神科専門医」「心療内科専門医」「精神保健指定医」といった資格があるかどうかは1つのポイントになります。

また依存症や児童精神科など専門的な分野で受診を考えている場合はその領域に精通しているか確認しましょう。

④ 心理士がいるか

心理士がいるか

こころの医療では医師の精神療法が基本になりますが、時間をかけて行うカウンセリングも必要になることもあります。しかし日本の医療保険制度ではごく一部の限定した状況でしか心理士が行うカウンセリングの保険適応を認めていません。

そのため心理士がいても保険適応とはならず、カウンセリングを自費もしくは無料でしか現状行うことしかできず必要な医療行為であっても心理士を雇うことは病院にとって経営的な負担となるため心理士がいないことも多くあります。

つまり心理士がいる病院は治療を優先している表れでもあります。ただ、病院によっては自費のカウンセリングを必要以上に勧めてくるところもありますので、その場合は注意が必要です。

⑤ ホームページはきちんとしているか

ホームページはきちんとしているか

今の時代はホームページがない病院は少ないので必ずホームページを確認してください。

ホームページを見るだけで院内の雰囲気や医師の経歴、その病院が大事にしていることがわかることもあり、その病院のことを知る貴重な情報です。Googleなどの口コミも1つの参考にはなりますが、偏った意見になっている可能性もあるのであくまで参考程度が良いのではないかと思います。

病院を受診したときに
見るべきポイント

① 医師と相性が合うか、信頼できるか

医師と相性が合うか、信頼できるか

医師の技術や経験が大事であるとお伝えしましたが、こころの医療では医師との相性も非常に重要になります。

何となく合わないと感じている場合は自分が思ったことをなかなか診察で伝えることができず、結果として必要な情報が医師に入らないことで治療方針が全然違うものになってしまうこともあります。

またこころの医療では友人や家族にも言いたくない、恥ずかしいと思ってしまうような内容も話し合う場合がありますので、「この医師なら信頼できる」と思えることが大切です。

② 治療の選択に偏りがないか

治療の選択に偏りがないか

「薬を全く使わない」「すぐに薬が何種類も出された」「自費のカウンセリングを何度も勧められる」「一方的に治療法を決められる」こんな場合は要注意です。

こころの医療では個人差が大きく、まだわかっていないことが大きい分野でもあります。

そのためどの治療法が良いのか患者様と一緒に決めていく共同意思決定(SDM:shared decision making)が重要と言われています。
偏った治療法を一方的に勧めてくる場合はこころの医療の原則から外れていると言えるでしょう。

そして何より大事なこと

そして何より大事なこと

「行くべきか迷った場合はまず受診してみる、違うと思ったら別の病院へ」

今まで様々なポイントをお話ししてきましたが、やはり一番ポイントは何かと聞かれたら「医師との相性」です。そうなると実際に受診してみるまではわからない場合が多いです。

しかし一度受診したからといって、その病院に通い続ける必要はありません。
合わないなと思ったら病院を変えてください。病院を変えることを主治医に言い出しにくい場合は、転院先の病院が紹介状不要のところを受診しましょう。

ただ、薬をすでに服用されている場合は急に中断すると症状が悪化する可能性がありますので、薬をやめずに新しい病院を受診するようにしてください。