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待ち時間対策 ①電子カルテ

患者様の満足度調査によりますと、病院に対して不満第一位は待ち時間となっております。

※メディネットのクラウドサービス「病院満足度調査」アンケート(13病院、4681名に調査)より引用
https://www.mdnt.co.jp/insight/mr/wait-time.php

 

当院では待ち時間に対して3つの対策をとっております。①電子カルテ、②WEB予約システム、③自動精算機になります。今回は①電子カルテについてご説明したいと思います。

 

現在、病院やクリニックでは電子カルテの導入が増えておりますが、心療内科・精神科の分野ではまだまだ紙カルテが主流です。紙カルテのメリットは紙とペンがあれば使用でき、パソコン操作も覚える必要はありません。しかしデメリットとして患者様がご来院いただいてから紙カルテを用意し、スタッフが診察室まで運び、診察が終わると紙カルテを受付に戻し、そこからカルテの情報を見ながら会計するという手順が必要となります。これによってそれぞれの時間がかかるため、待ち時間が多く発生してしまいます。

 

電子カルテではパソコンに受付情報を入力すれば、患者様のカルテを用意する必要がなく、診察室のパソコンにも瞬時に反映されます。また会計処理も自動で計算されるため短時間で済むことから待ち時間の解消に大きく貢献します。

 

当院ではEMシステムズ様のMAPsという最新式の電子カルテを導入させていただきました。電子カルテにすると「医師がこちらを向かず、パソコンばかり見ている」という問題が起きることがありますが、この電子カルテは入力がしやすく画面を見続ける必要はありません。

 

※EMシステムズより引用

https://emsystems.co.jp/product/maps.html

 

またこのMAPsは他の電子カルテにはない、唯一の特徴があります。それはEHR(病診薬連携システム)というシステムです。多くのクリニックと同じように当院でも薬は院外処方の形をとっております。院外処方の場合、調剤薬局に処方箋を持っていき、そこから薬の準備が始まります。つまりここにも待ち時間が発生しているわけですが、このEHRというシステムは患者様からご同意をいただくと処方箋情報が電子データで調剤薬局にいきます。そのためデータが共有された時点から薬の準備をすることができ、待ち時間を減らすことができます。

 

さらに近年では国から医療費削減のためジェネリック薬品(後発医薬品)を使うように推奨されております。しかし薬について調剤薬局がジェネリック薬品のメーカーをどこにするか決めるため、薬が実際にどこのメーカーの薬を使われているのかクリニックではお薬手帳を見ない限り把握できません。しかしこのEHRではクリニックにも調剤された薬の情報とコメントが伝達(ご希望されない場合は情報共有されることはありません)されるため、クリニックと調剤薬局がより緊密に連携することができます。

 

こうした点から当院では電子カルテのMAPsを導入し、患者様にとって過ごしやすく便利なクリニックを目指しております。

 

院長 柳原孝章