ブログ｜福岡市西区姪浜の心療内科・精神科｜ひとやすみこころのクリニック

はじめまして。

ひとやすみこころのクリニック心理士の石澤桂子と申します。

当院では主に心理検査やカウンセリング、初診の診察前に少しお話しをうかがう役割などを担当いたします。皆様に「行ってよかった」と思っていただけるクリニックになれるよう開院の準備を進めております。これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

コロナ禍の生活も１年を過ぎ、かなり長丁場となってきました。

「最近なんだか疲れやすい」、「理由もなく不安になる」、「ささいなことでイライラする」などご自分でもよくわからない気持ちやからだの変化を感じている方は多いのではないかと思います。

新しい生活を始めた方たちの中には「マスクで相手の表情がわからない」、「昼休みの雑談ができない」という生活になかなかなじめず、一人ぼっちのような気持ちで過ごしてきた方もいるかもしれません。

さらに、受験を目の前に控えた学生の皆様は、受験というただでさえ緊張する出来事に加えてコロナ対策にも気を配らねばならず、気持ちの休まる暇もない日々を送られていることでしょう。

今回は、そんな張りつめた心身の緊張をやわらげる方法のひとつ、“呼吸法”をご紹介します。下の図をご参照ください。

緊張するとからだに無理な力がかかり、呼吸も浅く短くなります。特に今はマスクで息苦しく感じることもあると思います。

「気持ちをリラックスさせよう」と思ってもなかなかできるものではありませんが、からだの緊張やかたさを緩めることで自然と心の緊張感や不安がやわらぎます。そして、心が楽になるにつれてからだの固さもほぐれてくるという良い循環になってきます。

いつでもどこでもできますので、「疲れたな」と感じた時にでも試してみてはいかがでしょうか。安心して深い呼吸ができるよう、マスクをはずしても差し支えない場所で行っていただくことをお勧めします。

 

当院では主治医が必要と判断した方にはカウンセリングをお受けいただけます。カウンセリングではこうしたリラクセーション法も取り入れながら、皆様のお困りごとや症状が少しでも軽くなるようお手伝いをいたします。ご関心のある方は主治医にご相談ください。

 

臨床心理士・公認心理師　石澤　桂子