ブログ|福岡市西区姪浜の心療内科・精神科|ひとやすみこころのクリニック

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あらためてストレスとは

連日35度を超える猛暑はさすがにこたえますね。暑さや寒さ、騒音といった物理的な環境もストレスになり、放っておくと心身の不調につながりますので、いつも以上に休養や睡眠を心がけたいものです。

 

ストレスという言葉は日常でもよく耳にします。ブログでも何度か触れてきましたが、あらためてストレスとはどのようなものでしょうか。「ストレスがかかっている」のようにストレスの原因(ストレッサー)をさすこともあれば、それによって起こる心身の反応(ストレス反応)を「ストレスが溜まる」などと表現することもあります。このように、ストレスという言葉には広い意味があります。

職場ストレスの第一位は人間関係と言われるように、私たちがストレッサーとして実感しやすいのはいわゆる心理社会的ストレスと言われるものです。これらを大別すると、人生上の出来事(ライフイベント:離別や死別、結婚や昇進など)と、日常でよくある些細だけどイラッとするような出来事(デイリーハッスル:満員電車、何となく気が合わない同僚、隣家の物音など)の2種類になります。加えて、事故や災害、いじめや虐待といったトラウマとなるような体験も大きなストレッサーです。中でもデイリーハッスルは生活に密着しているため大したことないと我慢しがちで、気づいた時には大きなダメージになっていることもあります。

また当然ながら、同じストレッサーを体験しても人によって反応は様々です。置かれた環境は人によって少しずつ違いますし、ストレスの捉え方や対処の仕方も人それぞれですから、人と比べて我慢が足りないなどと思わずに、元気な時の自分自身と比べてちょっとでもきついなと思った時には早めに心身を休めるようにすると回復も早くなります。

 

ストレスの予防や対処には様々な方法がありますが、ストレッサーに直接働きかけたり、自分自身の捉え方や行動を見つめ直したりするには時間やエネルギーがかかるものです。まずは日々の緊張や疲れを早め早めに和らげてこの夏を健やかにお過ごしになれるよう、過去のブログもいくつか挙げています(以下のタイトルをクリックしてご覧ください)。ご参考になれば幸いです。

・あなたの心のエネルギータンクはいま何パーセント?

・ホッとすることリストを作ってみよう

・リラクセーション法-10秒呼吸法-

・体に力が入っていませんか

 

臨床心理士・公認心理師 石澤 桂子

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