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適応障害とうつ病の違い

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初めまして。4月から常勤医師として勤務している大坪です。来られた方が少しでも気持ちが楽になれるようお手伝いできればと日々診療に臨んでおります。今回は適応障害とうつ病の違いについての記事です。

適応障害とうつ病は、どちらも気分が落ち込んだり、不安になったり、眠れなくなったりと似たような状態になる病気です。

診察でも自分は適応障害なのかうつ病なのかという質問を受けることも多く、今回はそれぞれの違いを簡単に説明します。

 

 

 

 

 

 

・発症のきっかけ

適応障害は、具体的なストレス要因に反応して発症します。

うつ病は、明らかなストレスがきっかけになることもありますが、明らかなきっかけがなくても発症することがあります。

 

・症状の持続期間

適応障害の症状はストレス要因が解消されると改善する傾向があります。

うつ病の症状は、原因と思われるストレスが解消されても長期間持続することが多いです。

 

・症状の変動

適応障害の症状はストレス環境から離れている時は軽くなることが多いです。例えば仕事がストレスの場合、休みの日は症状が軽くなり、気分転換や好きなことをして楽しむことができます。

うつ病の症状は多少の変動はあっても、基本的には環境に関わらず一日中続くことが多いです。

 

・治療法

適応障害の場合、環境調整やストレス管理法が有効です。場合によっては薬物療法が行われることもあります。

うつ病の場合、環境調整に加えて、抗うつ薬などの薬物療法が必要となることが多いです。また、重度の場合は入院治療が必要になることもあります。

 

 

このように適応障害とうつ病は発症のきっかけや症状の持続期間、症状の変動性、治療方法などに違いがあります。

しかし、実際には適応障害とうつ病は違いが分かりにくいことも多く、混同して使われることも多いです。特に症状が出始めた時にはどれだけ症状が続くか、どのような経過で良くなるかなどが分からないため、後になり診断が変わることもあります。

 

いずれにせよ大切なことは今困っている症状がよくなることです。診断はもちろん大切ですが、実際の診療では診断にかかわらず、明らかなストレス要因がある場合は環境調整を行いつつ、症状が日常生活に与える影響の強さに応じて薬物療法を検討することが多いです。

もし自分や周りの人がこれらの症状で苦しんでいると感じたら、医療機関に相談することをお勧めします。既に通院中の方は分からないことや疑問に思ったことは主治医に相談しましょう。

 

医師 大坪俊介

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